シンポジウム 「10万人の全ゲノム情報と個別化ヘルスケアの未来」
日時:2024年6月19日(水)14:00~17:00(13:30開場)
場所:ステーションコンファレンス東京 5階501AB
にて東北大学 東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)から、東北メディカル・メガバンク(TMM)計画によるコホート調査に参加した一般住民約15万人のうち10万人分の全ゲノム解析のデータ取得を完了したとのアナウンスがありました。2015年8月に最初の1千人分の全ゲノム解析を完了して解析数を増やし2024年6月で10万人になったとのことです。
・一般住民を対象とした大規模な全ゲノム解析としては、東北メディカル・メガバンク計画のデータが英国UK Biobankや
米国All of USに次ぐ世界有数の規模になったこと。
・今回の10万人の解析では、三世代のコホートなど、他に類を見ない数々の特色があるデータであること。
・三世代のコホートの成果を充実させるにはさらに3万人-5万人の全ゲノム解析が必要。
・従来のSNV(single Nucleotide polymorphism)だけでなく近傍に存在するSNVであるMNV(Multi Nucleotide
Polymorphism)の結果も盛り込んだ日本人レファレンスパネルが今秋公開。
などToMMoからの紹介がありました。
続いて、製薬メーカー5社、バイオバンク・ジャパン、国立がん研究センター東病院、慶応義塾大学からToMMoの成果の有効性、今後の応用に向けた展望が披露されました。データ集積した後で、データの利用を促進できるクラウドおよびAIツールの紹介もイルミナ社からありました。
今後の大きく発展が期待されるゲノム解析で、皆様の解析の一助となるよう当社もより一層研鑽を積んでまいります。