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新素材、ヤヌス粒子を用いたイムノアッセイ装置の論文がLangmuir誌に採択

簡易かつ迅速に診断ができる装置の開発が今後の医療の現場においてますます重要になってきています。東北大学藪浩教授を中心とするグループと当社はAMED*のご支援を受けつつ簡易かつ迅速に診断を定量的に行う装置の共同研究を進めてきました。

蛍光材料と抗体とを粒子の半面づつ配置させた磁性ヤヌス粒子をプローブとして用いることで感度を高くし、さらには独自のマイクロ流路チップを用いることで迅速性を高め、15分で定量測定可能なイムノアッセイ装置を開発しました。従来法(サンドイッチELISA法)に比べて、7-8倍に迅速性が高いイムノアッセイが可能です。今回、開発した装置を使って新型コロナウイルスのN抗原の定量測定を行った結果の論文が米国化学会の専門誌Langmuirに採択・掲載されました。東北大学と共同でプレスリリースいたしました。詳細は、東北大学の下記リンクからご覧いただけます。
tohokuuniv-press20240829_01web_janus.pdf

今回、本装置を用いて新型コロナウイルスN抗原の定量測定を行っておりますが、他の疾患に対する鑑別マーカーへの応用など、ご要望に応じてカスタムで様々な抗原定量が可能です。ご興味がございましたら当社までお問合せください。

AMED:(日本医療研究開発機構: Japan Agency for Medical Research and Development)

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